夏は腸管出血性大腸菌による食中毒が増える季節です。新潟県では7月~9月を
腸管出血性大腸菌食中毒予防強化期間と定めて、県民の皆さまに注意を呼びかけて
います。
腸管出血性大腸菌は、牛などの家畜の糞便から時々見つかることがあり、
食肉だけでなく、食肉からの二次汚染によりあらゆる食品が食中毒の原因となる
可能性があります。感染すると下痢や発熱、倦怠感(けんたいかん)などの
症状が現れ、激しい腹痛や血便といった症状になることもあります。
腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐため、次のことに気を付けましょう。
・肉は生で食べずに、しっかり中心部まで加熱する。
・焼き肉やバーベキューをするときは、生肉をつかむ箸やトングと食べる箸を
区別する。
・食肉を扱ったあとの手や器具はしっかり洗う。
・キャベツ、レタスなどの葉物野菜は一枚ずつはがして流水で十分に洗う。