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<ウィンドウズ10>「読み上げソフト」でトラブル相次ぐ

 マイクロソフトの最新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」への自動更新問題で、視覚障害者らが使う、パソコン(PC)画面の表示を音声に変換する「読み上げソフト」が使えなくなるトラブルが相次いでいる。「10」への更新を巡っては、拒否の方法が分かりにくいなどの理由から、画面が見える健常者の間でも意図しない自動更新が問題になっており、支援団体は「視覚障害者が対応するのはさらに困難」と話す。マイクロソフトも視覚障害者向けマニュアルの作成準備を始めた。

 東京都北区の女性(62)は目の病気で視野が狭く、見えても文字を拡大しなければならないため、PC使用時は読み上げソフトが頼みだ。外出時の支援を依頼する時などにPCは欠かせない。

 マイクロソフトの更新を勧める通知に気付いてはいたが、新しい読み上げソフトの購入が必要になるため通知を消していた。しかし、「10」への更新は通知を画面上から消すだけでは拒否できない。このため、5月中旬に突然更新作業が始まってしまった。更新終了直前に同意を求める通知が表示されたが、読み上げソフトが使えなくなったという。

 女性は約2週間かけて相談先を探し、最終的に「東京都障害者IT地域支援センター」(文京区)に連絡。同センターで元のOSに戻し、今は従来と同じように使えている。女性は「ソフトも新しくしなければならないし、慣れるのも大変で安易に更新はできない。全盲の人はもっと困っているはずだ」と心配する。

 関係者によると、読み上げソフトは更新通知が来たことやその内容を音声で知らせることはできるが、今回のマイクロソフトの通知のように比較的分かりにくい内容を利用者が理解して対応することが難しいケースも多いという。このため、同センターには5月20日ごろから「パソコンにメッセージが出る」「パソコンがしゃべらなくなった(読み上げソフトが動かない)」という相談が複数寄せられている。

 マイクロソフトが準備を進める視覚障害者向けマニュアルには、視覚障害者には使いにくいマウスではなく、キー操作で更新完了前に元に戻す方法や、更新対象のOS「7」と「8.1」にも「10」にも対応する簡易読み上げ機能(キーボード左下のウィンドウズロゴキーとエンターキーを同時に押す)の紹介などを盛り込んでいる。電話での問い合わせには同マニュアルに沿って対応するとしている。連絡先は電話0120・542244。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160620-00000002-mai-soci

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