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2017年5月
◇アニサキス中毒に注意
日時:17.05.13 20:23

概要:
  [情報元:新潟県福祉保健部生活衛生課]

テレビなどのニュースで「アニサキス」が話題になっています。
新潟県内でも、毎年、アニサキスによる食中毒が発生していますので、今週は、魚介類の寄生虫「アニサキス」についてお知らせします。

アニサキスは海の生き物に寄生する寄生虫の一種で、その幼虫がサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジ、ブリなどの魚介類に寄生することがあります。
アニサキスの幼虫は、体長2〜3cmで乳白色の少し太い糸のように見えます。
魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は、魚介類が死亡すると内臓から筋肉に移動することが知られています。
アニサキス幼虫が寄生した魚介類を生のまま食べると、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に侵入することがあり、食後数時間から十数時間後に、激しい腹痛などを起こします。中には、36時間後の発症も報告されています。

--- 詳細 ---
アニサキスによる食中毒を予防して安全に魚介類をいただくには、十分な加熱調理か−20℃で24時間以上の「冷凍処理」が有効です。
また、お刺身を食べる際の塩、わさび、しょう油や酢などの調味料ではアニサキスを死滅させることはできません。今年、新潟県内で発生したアニサキスによる食中毒では、家庭で調理したイワシの酢じめ、しめ鯖が原因食品とされています。
家庭でお刺身を調理する際に、魚が新鮮なうちに内臓を取り除いたり、目で見てアニサキスを入念に取り除くことにも一定の予防効果はありますが、アニサキスを見逃す可能性も高いので、万全を期すには魚を「冷凍処理」することをお勧めします。

平成29年食中毒発生状況(新潟県)

アニサキスによる食中毒を予防しましょう。(厚生労働省ホームページ)


以上

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